2015.04.25

たとう紙物語

4月5月は『加工・お手入れキャンペーン』

汚れ落としや虫干し等、
タンスに眠ってしまっている
着物をお手入れさせて頂きます!

たくさんのお客様が
着物を持ってきてくださっています

そんなある日のひとこま。

母「たとう紙持ってきて!」

娘「たとう紙って?あぁ、着物の下に着るやつか。」

母「……それ長襦袢やん」

正解は、そう、

このお方。

こちらは着物を湿気やホコリ、虫等から守るために使用するもの。

和紙の素材に拘ったゆうきたとう紙は
湿気をよく吸い込んでくれる模様。

もう一つの拘りは

こちらのこより。
大半のたとう紙は紐だそうですが
ゆうきの拘りとしてこよりを使用。

これだと着物をいれたたとう紙の上に
更にまた着物を置いたとしても…
こよりの効果発動!!

紐で蝶々結びをした際と違い、
こよりで結ぶことにより
着物に跡がつきにくくなるのだとか(^^)

だがしかし、
またここで娘悪戦苦闘。

結び方が分からない。

結び方を学びひたすら練習。

娘「なぁなぁ、こんなできない人って今まで何人くらい?」

母「あなたが初めて」

…………

絶望感しか残らない母の偉大な一言をかまされたところで黙々と練習。

完成。

なんとも言えない達成感に浸っているなか

母「帳面つけるよー!」

………。ん?帳面?……。

娘のゆうきでの戦いはまだまだこれから。

※虫干しの季節である今、たとう紙の交換をおすすめしております。
娘にたとう紙のこよりを結ばせてやってもいいぞという方、
またそろそろたとう紙にカビがはえてきたという方、ご来店お待ちしております。