2016.09.26

京友禅物語

本格的に京友禅を学ぶため京都へ
手描きの京友禅が出来上がるまでには
たくさんの職人さんが関わるため
全部の工程を見ることは難しいのです。

私は、今回
下絵、糊糸目、挿し友禅、地染め、金彩
などの工程を見せていただき感動、感動。

これだけの技術と手間がかかって出来上がる京友禅こそ本物の京友禅なんだと改めて知りました。

そこで、私
世界で一つだけのオリジナルの着物と帯がほしいな
と一人言?をつぶやいたら
創りますよ
と嬉しいお返事。

まずは塩瀬名古屋帯。
誕生日の花というのがいくつかありますがそのなかから「鉄砲百合」を選びました。
花言葉は「純粋」「無垢」。
ただただそうなりたいという願望もこめて。

百合の花は多くの種類があり、この花は比較的図案が難しいとのこと。

後日送られてきた図案の中から、より自分にあった図案を決めます。

そしておよそ15~20の工程を何人もの職人さんたちが分業で担当して下さいます。

出来上がりの帯がこちら。

地の色も自分で決めさせて頂きました。
自分で考えただけあって愛着がすごい。
出来上がりの感動も倍増。

そして着物の打ち合わせをしているところに、蒔糊友禅作家の伊藤先生がおみえになりお久しぶりの再会!


この時以来の再会に嬉しくて仕方がない私。

塩瀬の帯にあわせる着物を探していることをお話しすると、お忙しいはずなのに「創りますよ」と言ってくださる伊藤先生(;_;)

出来上がりはなんと単衣の蒔糊訪問着。

こんなきれいなものがまさか私のオリジナルだなんて感無量。

早速9月10日、11日の京の職人展でお披露目させていただきました。

塩瀬の帯に関わってくださった職人さんたち。そして蒔糊訪問着を創ってくださった伊藤先生。
大きな出費に頭を悩ませているであろう両親。

たくさんの方々に感謝致します。
お父さん、お母さん、大丈夫だよ。
きっと元が取れるよう着てみせます。

京友禅の帯や着物。
それにはたくさんの方の時間や労力、精神力が費やされ、職人さん達の想いも込められている。

それらに応えるためにも、もっと知り、もっと多くの人に伝えていかなくてはならない。

日本の伝統文化を学べる今を大事にし、着物の良さをもっと伝えられるよう、まだまだ勉強していかなくては✊

ちなみに、母のオリジナルの塩瀬名古屋帯はこちら。

右手になりますこちら城崎の麦わら細工をイメージしたもの。

この帯、きっと私もつけてみせます。
もうはや狙っております。

あーこうなるとまだまだたくさんの着物がほしい。

着物は着たいけど着る機会がないとお嘆きの皆様、趣味の呉服ゆうきまでご連絡ください。
着ていただく機会もご提案させていただいております。

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